
by Rachel Whiteread
from citizen[
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キッチンで、うどんのだしをとりながら、
昨日お邪魔した人の本棚から、借りてきた本を読みはじめる。
その人の本棚は、私の本棚とは全く違ったので、
「わぁ、全然違う脳みそだ」と思って、とても不思議な感じがした。
(でも、正確には棚はない。)
それから、大学生の頃見たいろんな人の本棚を思い出す。
その頃私が出会った人たちは、みな、本と本棚を愛していた(る)と思う。
雪が降り積もるように知識が降り積もる、
すごく素敵な図書館を考えていた人もいたし、
初対面が本人ではなく、本棚の人もいた。
箱根の本棚は図書館みたいに完璧に分類されていた。
私と同じ本を、同じ時に、同じリズムで、読んでいるのはさいちゃんだった。
大学4年の頃、奥出研でネットワーク化する本棚みたいな企画があって、
それは自分の友達の本棚を覗けるみたいな話で、
その時はそれがとても素敵だとおもったけれど、
やっぱりそれは素敵なことではなかったと、5年後の今はそう思う。
本棚を見るのは、blogをリーダーに登録しておく感覚とは全然違う。
その人のお家にあげてもらって、その部屋の中で、ブックカバーの有無とか、
本の並べ方とか、本の中の線とか、そういうのを共有すること、
そういうの全部含めてはじめて、特別になるんだと思う。
それに、日々こまめに他人の本棚をチェックするんじゃなくて、
年単位の時間を経て、またふらっと見たりするのがいいんだと思う。
あの頃もあった本や、あの時とは全然違う本。
共有していなかった時間の一部を埋めるような感覚で。
あれからもう5年ぐらいして、あの本棚たちはどう変化したのだろうか。
今夜は”よしもとばなな”を読んでいます。高校生以来。
小説を読むというのが、まず半年ぶりぐらい。